パワハラやセクハラなどのハラスメントで悩んでいる人の多くは、泣き寝入りしているケースも少なくない。
匿名性が守られない社内相談窓口では、上司の報復やもみ消し、会社に居辛くなるのではと、相談できない場合がほとんどである。
しかし、外部相談窓口を設けることでこれらの問題点は解決され、利点も沢山ある。
まず、会社に窓口担当者を置かずに済むことが利点の1つだ。
相談窓口は、知識や経験がなければ問題解決やアドバイスを行えず、窓口担当者の負担でしかない。
しかし外部相談窓口は、専門家が適切なアドバイスを行うため解決の道が開かれ、相談者も安心感を得られる。
また、誰にも知られずに相談できる点も利点である。
幅広い時間帯での相談や、電話やライン、チャット、メールなど様々なツールを使えるため、堅苦しさもなく気軽に相談が可能だ。
この気軽さが重要なポイントで、まだ大丈夫だと放置して自体が悪化して事態が深刻になる前に相談できる。
早めに解決することで、大きなトラブルや離職などを防ぐことができる。
また、会社にとってもメリットがあり、外部相談窓口の設置によってコンプライアンスの徹底を社員や社外にアピールすることにもつながる。
このように、外部相談窓口にはいろいろな利点がある。
しかし一方で、設置するためには費用が掛かると言ったデメリットもあるが、社員にとっても会社にとっても非常に心強い存在になることは間違いない。
良い会社にしていくための初期投資と思って、積極的に設置するとよいだろう。